Profile

Angle's profile

ハンドルネーム Angle (名前の一部)
年齢 196×年生まれの4×歳
生まれ 東京のはずれ
家族 親二人、娘一人、息子一人
仕事 普通のサラリーマン
趣味 音楽、映画、ゲーム、野球、バスケ
好きなもの 生馬&鉄馬、旅、おいしい物、温泉、青い空と白い雲
鉄馬で日本一周の旅(出来れば息子と一緒に)

 

 

Angleと鉄馬

時期 タイトル コメント
1983年 遅咲きのライダー 自動二輪中型限定免許の取得は21歳の時、自動二輪は16歳から取得可能であるから、はっきり言って遅い。
長い夏休みを利用して1ヶ月程北海道をバイクで放浪する友人の影響を受け、自分も何か心に残る事をやってみたかったのだ。
XJ400Z 免許取得日に知人がバイト先にXJ400Zを輸送してくれた。そう、これが記念すべき最初の鉄馬なのだ。
バイト先から自宅まで、初めての公道15Kmの道のりをすり抜けも出来ず、ただ黙々と車の後ろを走って帰った。家に無事着いた時には背中からパンツまで汗でびっしょりだったことを今でも覚えている。
1984年 FZ400R XJ400Zはスタイル、性能ともバランスのとれたとてもいいバイクであったが、ある一本の映画が私の鉄馬観を変えてしまった。その映画は大藪晴彦作「汚れた英雄」、天才 GPライダーの物語である 。主演は草刈正雄だが、スタントは日本が生んだ世界のGPライダー平忠彦氏、彼のライディングに惚れてしまったのである。自分もレプリカに乗って、あんなライディングをしてみたい。今思えばあきれてしまうばかりであるが、そんな発想で FZ400Rに乗り換えたのである。もちろん平氏になれる訳がなかったが。
 
1987年 夢を胸に秘めバイクを降りる その後も、関東から東北、北陸地方へと何回もツーリングを楽しんだが、念願の北海道へは一度も行けなかった。そして、友人たちの事故が重なり、自分も結婚し、子供ができたことで遂にバイクを降りる決心をしたのである。
しかし、いつしか、余裕ができたときに、憧れの大型鉄馬に跨り、威風堂々と日本中を旅してみたいという夢を胸に秘めて。
2003年 夢の実現へ 胸に秘めた夢をふと思い出したのは、会社の先輩の「これから、バイクの免許を取って日本中を走りたい。」という一言であった。その言葉を聞いた瞬間、体中に強烈な 衝撃が走った。バイクを降りてからの16年間は子供中心の生活であり、子供の成長が生きがいという、典型的な家庭生活を送ってきたのである。しかし、子供たちも高校へ進学した今、もう親の出る幕は無くな り、あれだけ、欲しかった自分の時間が有り余るくらい出来てしまったのである。妻も自分の時間を楽しんでいる様子で、結局自分ひとりが取り残された感じであった。
「今からやらなくてはいけない。年老いてから、何かを始めようとしても、それは無理な話。動けるうちに始めなくてはならないのだ。」そう自分に言い聞かせた。 70、80歳でも鉄馬に跨るツワモノの方がいる。でも、それは半世紀以上、鉄馬に乗り続けて来たからであり、高齢になって始められた訳ではない。もう、鉄馬が手足になっているのである。自分もそういう人生を歩みたい。
再び遅咲きのライダー 夢実現の第一歩は大型自動二輪免許の取得である。現在は20年前とは異なり限定解除は無くなり、大型自動二輪免許を教習所で取得することができる。16年のブランクもあるので、教習所で練習し免許が取得できるのは一石二鳥であった。教習初日、 かなり緊張しながらCB750に跨り走りだした。何も考えなくても、体が覚えていた。一周、一周と外周路を周るたびに、胸から込み上げてくるものがる。「うれしい、楽しい、俺のいる場所はやはりここだ 。今、俺は風になっている!!」、その後、最短で大型自動二輪免許取得。
ZRX1200S 教習も終わりに近づくにつれ、鉄馬選びに力が入るが、かねてから意中の鉄馬がある。それは、GPZ900R。20年前にツーリングに同行した知人が乗っていたのである。中型の鉄馬がまるで子供のように見える、堂々たる面構えと威圧感。TOP GUNでトムクルーズがF16と併走するシーンなど見てしまったら、もう虜である。大型を乗るときには必ずGPZ900Rに乗るぞ と心に決めていた。2003年でもまだ、購入可能であった。しかし、時の流れとともにテクノロジーは進歩し、GPZ900Rのそれは既に昔のもの。今から長く乗ることを考えるといまいち踏ん切りがつかなかった。そこで、GPZ900Rの流れを汲むZRX1200Sに決めた。スタイル的にZRX1200Rの方が引き締まって好感が持てるが、やはりクルーズィングには大きなカウルが必要だ。
初めて乗ったオーバー1リッター鉄馬。低速からものすごいトルクを発生し1000回転くらいでもグイグイ引っ張られる。ものすごく扱いやすい、誰が乗っても早く走れそうな鉄馬である。それにしても重い。。。。
2004年 R1150R 夢の実現に向けて購入したZRX1200Sであったが、問題が起きたのだ。極めて重要な問題だ。成人男性の平均身長を下回る私には、体型的にマッチしなかったのだ。あんこ抜きを行い、ハンドルも3〜4Cm手前に くるものを導入したが、首をいつも持ち上げ続ける体制を強いられるので、1時間も経つと首から肩に痛みがでて、ライディングが楽しくなくなるのだ。 もっと楽に走れる方法は無いものかと探索していると、いたるところで見る言葉。それは、「BMWはいくら走っても疲れない。500Kmのツーリングは当たり前。」である。な、なんとそんな鉄馬があるのか、 もちろんBMWに鉄馬があることは知っていたが、その価格ゆえ、蚊帳の外であった。しかし、長く乗れるのであれば、最初はキツイかもしれないが、長い目でみればいい買い物かもしれない。そう言って妻を説得し(自分の小遣いでまかなえるのであればという条件つき。これで、飲みに行けなくなった。)、半年間の情報収集の後、BMWのディーラーで試乗をさせて頂く。試乗したのは、R1150R、R1150RT、R1150RS、R1200GS。R1200GSはサイドスタンドを立てたまま跨り 、起こそうとしたが、足がつんつんで起こせなかったので断念。R1150RTは一番楽チンであるが、いかんせん300Kg近い重量で車庫入れが難しい。R1150RSはZRX1200Sと同じくらい前傾姿勢となるので最終的にR1150Rを選んだのだ。
2006年 R1200RT 夢の実現に向けて購入したR1150R、この鉄馬により非常に行動範囲が広がった。そして同じBMWに乗るたくさんのライダーとも知り合うことができた。R1150Rに乗り換えて本当に良かったと思っている。しかし、他のGTやRTつまりツアラーに乗る皆さんと決定的な違いがある事に気が付いた。それは航続距離である。もちろんRで遠くまで行かれる人はいる訳でRだからできないというものではない。しかし、完璧な風防やライディングポジションによる余裕はRには無いものだ。より遠くに行こうとした場合、殆ど高速道路を使うはずだが、ここでの疲労の差が距離の差に現れてくるのだと、私自信は感じたのだ。そう、この素晴らしいロードスターと私の目指す鉄馬ライフがマッチしなかっただけなのだ。そして、R1150Rが最初の車検を迎えるときにふと思った、Rは長期ローンを組んで購入したもの、まだまだ先は長い、それならば今リセットできるのならば乗り換えもありではないかと。人間、いつどうなるかは分からない、次回ツアラーに乗り換えることを夢見ていても夢叶わずになってしまっては意味がない。ならば夢実現のために必要なものならば今買うべきだというのが私の持論である。そして、ついに憧れのツアラーであるR1200RTの購入となったのだ。今度こそ、この鉄馬で10年走り続けるつもりだ。なぜならば、この鉄馬以上のツアラーはないのだから、と私自身は思う。